慣らし保育で子どもにかける言葉は、ワークショップのファシリテーションと同じ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

両親が働く家庭では、子どもを保育園に預けることが多いと思いますが、保育園に預けるときに必ず実施されるのが「慣らし保育」です。今回私が慣らし保育の送り迎えを行う中で、気付いた慣らし保育の声かけとワークショップ・ファシリテーションの共通点について解説します。

タイトル

慣らし保育とは

慣らし保育とは、子どもが保育園の環境に慣れるために、約2週間かけて少しずつ保育園に通うことです。保育時間を少しずつ伸ばしていき、子どもが保育園に通うことに慣れてもらうことを目的とします。

慣らし保育で親がやってはいけない行動

不安な顔を見せない

子どもは親の表情をよく観察しています。親が不安であることがわかると、子どもも不安になります。不安な顔を見せないようにしましょう。

頑張ろうと言わない

保育園に預けられることで、子どもの気持ちは不安定です。その感情をコントロールしようと、子どもたちは必死に頑張っています。その状況下で「頑張ろう」という言葉は適切ではないかもしれません。頑張っているのに頑張ろうと声かけしてしまえば、子どもは今の頑張りが認められていないと感じてしまいます。頑張ろうという言葉をかけるのではなく、「頑張っているね」と共感してあげる方が適切です。

慣らし保育で親がやるべき行動

「楽しもう」と語りかける

子どもへの声かけでおすすめなのが「楽しもう」と伝えてあげることです。楽しむことは能動的な行動です。子どもが楽しもうと思うことで、保育園が楽しい場に変わるかもしれません。

笑顔を絶やさない

親の笑顔は子どもにとって安心できる一番の要素です。笑顔を絶やさぬことで、子どもは保育園を安心できる場として認識することができます。

ワークショップのファシリテーションで行うべきは慣らし保育の声がけ

ワークショップの参加者の多くは、ワークショップに参加することに不安やストレスを感じています。また、ワークショップのファシリテーターも内心は不安なことが多いのではないでしょうか?私はワークショップをするたびに、参加者が多くの学びを得てくれるのか、参加者が期待する成果を出せることができるか、と不安です。こんなとき、不安な顔を見せずに、笑顔を絶やさないことが大切です。参加者はファシリテーターが笑顔でいることで安心します。また、頑張ろうと言うのではなく「この時間を楽しみましょう」と伝えることで、心理的安全性が高まります。

終わりに

慣らし保育の声がけはワークショップのファシリテーションと同じです。「こんなことわかっている」と思われるかもしれませんが、実践でいざやろうと思うと難しいのがファシリテーションです。ぜひ本記事を参考にワークショップのファシリテーションに生かしてください。creativeog[クリオグ]ではワークショップに関する記事を多数執筆していますので、関連記事もぜひご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもお読みいただけます