【DDW2023情報更新】動画でわかる、オランダデザインウィーク(Dutch Design Week: DDW)

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オランダデザインウィーク(Dutch Design Week:DDW)は、オランダのアイントホーフェン市で毎年開催される、国際的に有名なデザインの祭典です。この記事ではDDW2022の視察風景を動画で紹介し、DDW2023の最新情報をお伝えします。

まずはDDW2022をご覧ください

Dutch Design Weekとは

オランダデザインウィーク(Dutch Design Week:DDW)は、オランダのアイントホーフェン市で毎年開催される、国際的に有名なデザインの祭典です。このイベントは、世界中からデザイナーやクリエイティブな才能が集まり、革新的なアイデアやデザインの展示、プレゼンテーション、ディスカッションを行います。

DDWは、幅広いデザイン分野に焦点を当てており、家具、ファッション、建築、テクノロジー、サステナビリティ、アートなど、多岐にわたるトピックスが取り上げられます。訪問者は、未来のトレンドやイノベーションに触れ、クリエイティブなアイデアに触発される機会を得られます。

DDWの特徴的な要素の1つは、サステナビリティやサーキュラーエコノミーなど、社会的な課題へのアプローチに重点を置いた展示も多く、持続可能な未来への洞察を提供しています。

Dutch Design Week(DDW) 2022 視察レポート

ダッチデザインウィーク2022のテーマは「GetSet」で、頭の中で考え準備することから実際に行動することへの行動変容を強調しています。アイントフォーヘン周辺5か所を主要な会場とし、アイントホーフェンの市街全体でさまざまなイベントが開催されています。

DDW 2022の概要

  • 開催期間: 2022年10月22日~10月30日
  • チケット価格: 事前購入で23ユーロ

DDWの主要な会場

  • de Trudo Toren (Strijp-S)
  • Piet Hein Eek
  • Stadhuisplein
  • Fuutlaan
  • Sectie-C

Dutch Design Weekを楽しめる会場はどこ?

メイン会場は5か所でそれぞれ特長があります。また、筆者が訪れた場所でおすすめのフィリップスミュージアムとアイントフォーヘン工科大学をご紹介します。

de Trudo Toren (Strijp-S)

Strijp-Sは、アイントホーフェンの再開発エリアに位置し、クリエイティブなデザイン展示、アートインスタレーション、ワークショップ、カフェ、ショッピングなどが楽しめる魅力的な場所です。

かつての電子機器工場が転換されたこのエリアは、革新的なアイデアとデザインの拠点として知られ、DDWの中でも注目されるスポットのひとつです。Microlab HallとKlokgebouwはぜひ訪れたい場所です。

https://ddw.nl/en/news/689/area-sneak-peek-strijp-s

Piet Hein Eek

Piet Hein Eekは、オランダの著名なデザイナーであり、EindhovenのStrijp-R地区にある彼の工房とショールームは、Dutch Design Weekの重要なスポットの1つです。彼はリサイクル材料を用いた家具デザインで知られ、サステナビリティと工芸品に焦点を当てています。彼の作品は独創的で、アートとデザインの境界を越えたもので、訪問者に革新的なアイデアとクリエイティビティの展示を提供します。サステナビリティやサーキュラーエコノミーに興味がある方は一見の価値があります。

Stadhuisplein

Stadhuisplein(市庁舎広場)は、屋外の展示やパフォーマンス、さまざまなデザイン関連のアクティビティが開催され、訪問者にアートとデザインの魅力を楽しむ場を提供します。市庁舎周辺にはカフェやレストランも多く、リラックスしながらデザインの世界を探索できます。筆者は時間がなくて、この会場には行けていません。

Fuutlaan

Fuutlaanは、アート、デザイン、テクノロジーの最新トレンドを探求し、さまざまなクリエイティブなプロジェクトに触れる場所として知られています。

訪問者は、新しいアイデアや革新的なデザインに触れ、デザインの未来に対する洞察を得ることができます。Fuutlaanは、デザイン愛好家やクリエイティブなマインドにとって魅力的な場所です。

https://ddw.nl/en/news/691/area-sneak-peek-centre

Sectie-C

Dutch Design WeekのSectie-Cは、アイントホーフェン市内のデザインコミュニティとクリエイティブな企業が集まる重要なクリエイティブエリアです。この場所は、アーティスト、デザイナー、職人が作業スタジオを持ち、最新のデザインプロジェクトを展示し、訪問者にインスピレーションを提供します。

Sectie-Cでは、デザインに関するワークショップ、展示、パフォーマンスなどが行われ、アイデアの交流と新しいコンセプトの発表の場として活気づいています。このエリアは、クリエイティブなアイデアの花開く場所として知られています。Sectie-Cは他の会場から離れており、日程に余裕がある人は訪れてみてください。

https://ddw.nl/en/news/694/area-sneak-peek-sectie-c

Philips Museum

Philips Museum(フィリップス博物館)は、オランダの電子機器メーカーであるフィリップスの歴史とイノベーションに焦点を当てた博物館で創業地のアイントフォーヘンにあります。

ここでは、フィリップスの製品や技術の進化、デザインの変遷が展示され、訪問者に企業の過去から未来への洞察を提供しています。デザインとテクノロジーの融合を探求し、フィリップスの貢献に触れることができ、DDWの重要なアトラクションの一つです。アイントフォーヘン駅から近く、DDWのリストバンドを付けていれば無料で見学できるのでぜひ訪れてみてください。

Eindhoven University of Technology

アイントホーフェン工科大学(Eindhoven University of Technology)は、DDWにおいて重要な役割を果たす教育機関です。この大学はデザイン、テクノロジー、イノベーションの分野で国際的に評価されており、DDWでは学生や教員による革新的なプロジェクトや展示が多く行われます。ここの見学もリストバンドを付けていないと入れなかった記憶があるので注意してください。

DDWを見るのに必要な日数は?楽しみ方と移動手段について

DDWは各会場が離れているため、移動時間を加味しながら楽しむことをお勧めします。訪問者によって異なりますが、以下は一般的な参考情報です。

  • ゆっくり楽しみたい方: 2.5日~3日
  • メイン会場を一通り巡りたい方: 2日
  • エリアを限定して楽しむ方: 1日

筆者は2日間でDDWを巡りましたが、歩き回って主要な会場はすべて回れたものの、全ては行けませんでした。全会場の開場時間が11時~18時のため、早朝から回ることができない点のみ注意してください。筆者のおすすめとしては、Strijp-S、Piet Hein、EekStadhuisplein、Philips MuseumとEindhoven University of Technologyの5か所です。Strijp-Sだけでも半日~1日かかると思います。

それぞれの会場を巡る際ににはDDWが運営する無料巡回タクシーがおすすめです。、乗車すれば行きたい会場に連れて行ってくれるので快適です。

2022年はMINI Design Ridesでしたが2023年はRenault Design Ridesに名称が変わっています。車の上にアート作品が乗っかっているので、わかりやすくイベント感を演出してくれています。相乗りシステムなので、相乗り者とおすすめを教え合うのも楽しいかもしれません。ただし、定められた停留所以外では乗車できず、会場付近や停留所以外の場所では条項ができないので注意してください。また、時間によって人が並び、待たされることがあります。Strijp-Sは乗車まで30分以上待たされたので、鉄道で移動したほうが効率的かもしれません。それ以外にもバスやレンタルバイクによる移動が可能です。DDWのガイドブックにはバスの番号が記されているので、参考にしてみてください。

Dutch Design Week 2023の開催情報

DDW2023概要

  • 開催地: オランダ、アイントホーフェン(Eindhoven)
  • 開催期間: 2023年10月21日~10月29日、11:00 – 18:00
  • チケット価格: 事前購入が24.5ユーロ、現地購入が28ユーロ。11歳未満は無料。
    そのほか、学生チケットや家族チケットなどパターンがあります。チケットを印刷あるいはスマートフォンに入れて、現地でリストバンドと交換。リストバンドが入場券となるため、外さない。

https://ddw.nl/

DDWの主要な会場

  • de Trudo Toren (Strijp-S)
  • Piet Hein Eek
  • Stadhuisplein
  • Fuutlaan
  • Sectie-C

アイントホーフェンへのアクセス方法について

欧州の主要な都市からアイントホーフェンへのアクセス方法です。基本は鉄道での移動が便利です。筆者は電車でドイツのケルンからユトレヒトを経由して行きました。

アムステルダムから

アムステルダム・セントラール駅からアイントホーフェン駅までの直行列車が運行されており、所要時間は約1時間20分から1時間30分程度です。

ロッテルダムから

ロッテルダム・セントラール駅からアイントホーフェン駅までの直行列車が運行されており、所要時間は約1時間15分から1時間30分程度です。

ユトレヒトから

ユトレヒト・セントラール駅からアイントホーフェン駅までの直行列車が運行されており、所要時間は約1時間から1時間15分程度です。

ブリュッセルから

ブリュッセルからアイントホーフェンへの列車は通常アントウェルペンを経由します。所要時間は約2時間30分から3時間程度です。

パリから

パリからアムステルダム行きのユーロスター列車を利用し、アイントホーフェン駅で乗り換えることができます。所要時間はパリからアイントホーフェンまで約4時間半から5時間程度です。

アイントホーフェンのホテル

アイントホーフェンでの宿泊については、中心部に多くのホテルがあります。ホテルの検索にはアイントホーフェンの公式ウェブサイトを利用できます。

https://www.thisiseindhoven.com/en/see-and-do/hotels

筆者が2022年視察時に利用したホテルはCrown Hotel Eindhoven Centreです。
駅から近く中心エリアのため、便利です。朝食もビュッフェ形式で豪華でした。

https://www.crownhoteleindhoven.com/en/

DDW会場間の移動手段

Renault Design Rideと呼ばれる会場移動用のタクシーサービスがあります。DDWの主要な拠点を11時から18時の間を巡回しており、無料で利用することができます。また鉄道やバス、レンタルバイクなどが利用できます。(別途運賃・利用料がかかります)

終わりに

サステナビリティやサーキュラーエコノミーが注目される中、オランダデザインウィークの存在価値が大きくなり、年々人気が高まっています。興味がある方はぜひ訪れてみてください。creativeog[クリオグ]では、サーキュラーエコノミーに関する記事も多数提供しています。他の記事もぜひご覧ください。

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